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希求するベートーヴェン、第31番

最近、音楽をあまり聞かなくなった。
一日を過ごしている中で、
音楽を欲する時間が、
確かに減った気がする。

以前の日常と変わりつつも、
しかし、
ベートーヴェンのピアノソナタ第31番。
時々、この音楽を無性に聞きたくなる。

ベートーヴェン。
彼は、音楽に自分の人生すべてを
書き出す行為を試みた。
「作品=ベートーヴェン自身」
という壮大な表出行為。

特に晩年の作品
(第九、ピアノソナタ第31番・第32番、
弦楽四重奏曲14・15・16等)
を聞くと、本当にそう感じる。

彼の人生は紆余曲折の連続だった。
失恋・裏切り・借金・病気・孤独など
考えられる苦悩は、一通り経験したようだ。

その中でも、一番の苦悩は何だったか?
それは、
音楽家でありながら、
耳が聴こえなくなったことだ。

耳が聴こえなくなるということ。
想像に絶する苦悩だったに違いない。

ピアノ・ソナタ第31番を聴いていると、
そういう状況下の中でも、
希望という存在が感じられる。
作品の最後で奏でられる壮大なクライマックス。
聴いていると、なぜだか前向きな気になれる。


ベートーヴェンのメッセージは、
つまりこういうことではないだろうか?

自分自身の生を音楽に書き出すことで、
数多くの苦悩を受けつつも、
人生は前向きに生き抜いていけるんだということを、
自らの生をさらけ出すことで、
多くの聴衆に希望を与えたかったのだろう。

音楽は希望で在る。
音楽は希望で在るべきである。
希望は、生きるうえで
なくてはならない美学だ。

どんな音楽だっていい。

その人にとって、
希望を与えることのできる音楽。
そんな音楽の力を信じる。
希望の音楽に、感謝。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番
http://www.youtube.com/watch?v=Y0Rj3w869bg&feature=related



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